「ザ・ファインタワー名古屋今池」は、地震による振動や衝撃を和らげる「制震構造」を採用し地震に強いマンションを実現しています。耐震構造では地震時に骨組が損傷することで地震エネルギーを吸収しますが、制震構造は建物内に取り付けた制震装置(制振間柱)が地震エネルギーを吸収することで骨組の損傷を抑制します。
地盤調査の結果から、N値60以上の強固な地盤の位置・深さを把握した上で、地盤・建物計画に応じた基礎設計を行っています。「ザ・ファインタワー名古屋今池」では、ボーリング調査により地中約44m付近に安定した支持地盤があることを確認しています。この支持地盤に達する16本の場所打ち鋼管コンクリート拡底杭により、建物を支えています。
主要な柱主筋を拘束する帯筋に、継ぎ目が溶接された溶接閉鎖型のフープ筋を採用しました。これにより、地震に対していっそう粘り強い構造躯体となります。
※高層建物柱位置以外で柱形状となっている部分および中子筋(外周以外の帯筋)を除く。
外壁には、約100mm厚のALC(軽量気泡コンクリート)パネルを採用(一部除く)。外壁の屋内側には現場発泡ウレタンフォーム(一部除く)を吹付けた断熱を施しています。
※仕様については部位により異なりますので、詳しくは設計図書でお確かめください。
壁厚は約149mm。中間に軽量鉄骨を施して壁強度を高め、グラスウールを充填した生活音対策仕様の乾式耐火遮音間仕切りを採用(一部除く)。隣接住戸の生活音を軽減できるので、より快適な毎日をお過ごしいただけます。
※遮音性能を保証するものではありません。
パイプスペース内の排水縦管は、吸音材と遮音材を被覆した管材を使用しています。さらに水廻り(キッチンは除く)が居室に隣接する場合には、石こうボード二重張や天井裏までボードを伸ばす等の遮音対策を施しています。
コンクリートの劣化や鉄筋の錆に対応するため、充分なかぶり厚(鉄筋を包むコンクリートの厚さ)を確保。コンクリートのかぶり厚が厚いほど、鉄筋の錆を長期間にわたって抑制する効果があります。
建物の耐久性に配慮して、柱や梁、床スラブといった主要構造部には、一般のマンションは約24N/m㎡に対して、36〜60N/m㎡のコンクリートを採用しています。
天井は二重天井とし、配管・配線スペースを設けました。将来的にリフォームやメンテナンスを行う際などにも、対応しやすい構造です。
食器を落とした時などに発生する、比較的軽くて硬い「軽量床衝撃音」をやわらげる、遮音性能に優れた床材を採用しました。3〜16階には△LL(I)-4等級のフローリング、17〜29階には△LL(Ⅱ)-3等級のクッションゴム付きの支持脚を施し、階下への生活騒音に配慮しています。
ΔL等級は床材が床衝撃音をどれだけ抑えられるかという性能を表すものです。等級の数字が大きいほど床衝撃音低減性能が高いことを表します。
全ての住戸に対し、T-2等級相当のサッシを採用。外部騒音を軽減し、室内の快適性を高めます。
※メーカーによる部材の試験値のため実際の騒音減衰値や室内騒音値を保証するものではありません。※東面の一部はT-3等級相当のサッシを採用。
部屋は天井が高いほど同じ面積でも広く感じられます。リビング・ダイニングで約2.5m以上の天井高を確保。住まうほどに、その広がりと心地よさを実感できます。(一部住戸除く)
※梁・下がり天井部分を除く。 3〜16F/2,500mm 17〜28F/2,600mm 29F/2,800mm
国土交通大臣認定の第三者評価機関による厳格な評価基準に基づき、マンションの性能を客観的に、かつ具体的な等級で評価する「設計住宅性能評価書」を取得。また、竣工時には「建設住宅性能評価書」も取得する予定です。
住宅性能評価制度の評価対象になる部分において「水セメント比」・「かぶり厚」・「コンクリートの品質確保」等の適切な施工方法により、「材料の劣化を軽減する対策」を講じています。
「住宅性能評価」に基づく
表示基準を構成する9つのポイント
「音環境に関すること」の項目は住宅性能評価の中で選択事項として位置付けられていますが、本件は物件の立地や各住戸の方角によって音の性能が全く異なり、正確な予測ができないため、音環境については評価申請をしておりません。
住宅性能評価制度の評価対象になる部分において「水セメント比」・「かぶり厚」・「コンクリートの品質確保」等の適切な施工方法により、「材料の劣化を軽減する対策」を講じています。